こんにちは、廣世 悟です。
あなたは、人生の「マスタープラン」を持っていますか?
年齢や職業に関わらず、生きる目的を明確に定めている人には、ブレがありません。
周囲の人々に何を言われようとも、自分が自分の人生で実現したいことに向けて、着実に歩んでいきます。
自分は「着実に歩んで」きたか?
自分の半生を振り返って、唯一やり直したいなと思うところは、もっと早く、できれば10代の後半に、自分の「マスタープラン」を作っておきたかったということです。
当時から漠然と「いつかは自分の会社を作りたい」とは思っていたものの、何歳までに作るのかとか、会社を作って何を達成したいのかとか、そしてその後には何をやるのかといった具体的な要素は、何も決めていませんでした。(結果的には、実現しましたが)
目の前に現れてきた様々な問題や困難に精一杯立ち向かって、相応の成果を出してきたという自負はあるものの、「マスタープラン」が無い状態では、その場しのぎの対応になっていた可能性は否定できません。
「価値観」が「マスタープラン」の源になる
残りの人生、自分の価値観に則って、できるだけ多くのことを達成したい・・・
社会に対する精一杯の貢献だけでなく、自分と自分の家族、そして親しい友人達にとっても、最高に充実した楽しい人生にしたい・・・
改めてそう思い、マイケル・マスターソンの”The Pledge: Your Master Plan for an Abundant Life”を再度読み始めました。(日本語版は『大富豪の仕事術』というタイトルで、ダイレクト出版から発売されています。)
この本の前半に、「マスタープラン」を作る上で無視することができない、「自分の価値観」を明確にするためのワークが紹介されています。
まず、あまり考えたくないことですが、「自分自身の葬式」が営まれている情景を具体的にイメージします。
そして、その葬式で、家族や親しい友人達に言われて「嬉しいこと」と「悲しいこと」の両方を書き出し、その背後に潜んでいる自分の価値観を探りだすというものです。
刺激的であり、精神的な抵抗すら感じてしまうワークですが、自分に正直になればなるほど、自分の奥底に眠る、大切な価値観に迫ることができます。
価値観に忠実に生きる
Happiness is that state of consciousness which proceeds from the achievement of one’s values. -Ayn Rand
幸福感とは、自らの価値観が満たされることから生まれる意識の状態である。―アイン・ランド(アメリカの小説家、思想家、劇作家)
先日観た映画スティーブ・ジョブズでも感じたことですが、自分に忠実であるということは、何よりも自分自身の価値観に忠実であるということです。
自分の価値観に忠実に生きていれば、どんな環境にあっても、自分を見失うことはない。
一日一日、そのことを確かめながら、着実に歩んでいきたいですね。
神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。