僕は「罫線入り」のノートが大嫌いです。
もう、ページの上の日付欄と、その下のタイトル欄?を見ただけでゾッとします。
何かにつけて「枠にはまる」ことが大嫌いなので、あらかじめ書き方を指示されているような罫線ノートでは、
書く前から想像力が萎えてしまいます。
インターネットが普及する前、まだ職場にパソコンが広まっていないころ(ええ、そんな時代もあったんですよ)は、
システム手帳や、見開きで週間予定を記入するような「枠だらけの」手帳・ノート類を嫌々ながら使っていましたが、
1990年代後半、Microsoft Outlookを使い始めてからは、スケジュール管理にノートはいっさい使わなくなりました。
(今は、公私ともにすべての予定をGoogleカレンダーに放り込んでます)
さらに言えば、書店などでよく見かける「◯◯手帳」のたぐいも、興味本位で試してはみるのですが、
やっぱり「枠」が設けられているものばかりで、すぐに続かなくなってしまいます。
同じように、「一日1ページ」のレイアウトで作られている手帳も、使うことができません。
「なんで一日1ページやねん!何も書かない日もあれば、何十ページも書く日もあるのに!」と、
買ってさえもいないのに、心がザワザワしてしまいます(笑)
ある意味では重度の発達障害かもしれない僕が、普段どんなノートを使っているかというと、
「薄い方眼のノート」か「無地ノート」。
具体的にはこの二種類です。
A5 ZEQUENZ/ジークエンス360 ノートL 方眼【ブラック】 ZQ003
方眼ノートでも、モレスキンなど、枠が濃いものは脳が受け付けてくれません。
好みにあったノートを見つけるのは楽ではありませんが、
僕にとってのノートは、枠にとらわれることなくアイデアを出し続けたり、書き散らかしたりする「脳の延長」なので、
いい加減な選択はできません。
でも、方眼ノートを使うときも、結局ほとんどの場合、方眼をはみ出して書いているというのが実態です(笑)
唯一の例外が、フローチャートやマトリックス、グラフを書いたりメモするとき。
文字や数字よりも、ビジュアル要素で情報を整理してインプットするタイプなので、方眼ノートは重宝しています。
で、どうも僕のノートの取り方はかなり変わっているようです。
グラフィックレコーディングみたい、と言われたこともありますが、
会議やスピーチの内容を「記録」するというよりは、思考を広げて深めていくことが目的なので、それもちょっと違うのかなぁと。
誰かの役に立つのかどうか分かりませんが、何らかのカタチで公開してみるのも面白いかなぁと思っています。
ノートを取る、アイデアを記録するという習慣は、内に秘めた創造性を高めることにもつながります。
もしそんな習慣がない、ということでしたら、こちらの本がおすすめです。
あなたのお気に入りのノート(もちろん罫線ノートでも構いません!)で、ご自分のクリエイティビティを解き放ってみてはいかがでしょうか?
神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。