ScreenFlow 5 使い方動画講座 応用編 (17) コールアウトインスペクタを使いこなす(2)

ScreenFlow

<注>こちらの記事は、ScreenFlowの旧バージョンに関する説明となります。ScreenFlowの最新バージョン(ScreenFlow 7)とは異なりますので、ご注意ください。

 

PC画面を録画して動画ファイルを作成するMac専用ソフトウェア、ScreenFlow 5 の使い方を動画で分かりやすく解説した講座シリーズです。

前回に続き、コールアウトインスペクタの要素について説明します。

今回のポイント

コールアウトインスペクタで指定した部分を拡大するには「ズームアップ」で倍率を指定する

「枠」、「輪郭」、「影」で、指定した部分に装飾を加えることができる

「構築」は、コールアウトインスペクタで設定したアクションに、滑らかなトランジション効果を追加するもの

ScreenFlow 5 使い方動画講座 応用編 (17) コールアウトインスペクタを使いこなす(2)

書き起こし文

ScreenFlow(スクリーンフロー)動画講座、応用編の17回目です。
今回は、コールアウトインスペクタの残りの項目を見ていきましょう。
前回と同じ映像を使って、説明していきます。

まず、この映像の一部を、拡大するアクションを追加してみましょう。
コールアウトインスペクタの「+アクション」ボタンをクリックして、今回は「マウスカーソル」を選択します。
背景の不透明度は0%にしておきましょう。

選択された部分を拡大するには、「ズームアップ」の隣にあるバーで、倍率を指定します。
バーの隣にあるボックスに、直接数値を入力してもOKです。
今回は、400%、つまり4倍に設定してみます。
このように、マウスカーソルの部分が拡大されました。

「枠」の隣にあるバーを調整すると、拡大された部分の周辺に余白が表示されます。

マウスカーソルでは分かりにくいので、こちらの「フォアグラウンドウインドウ」のアクションで見てみましょう。
インスペクタを調整して、150%に調整します。
このように、電卓の部分が拡大されました。

ここで、「枠」のバーを調整すると、ウインドウの周辺の余白サイズが変わります。

この周りに線を追加するには、「輪郭」で線のサイズを指定します。
数値を大きくすると、より太い線が追加されます。

なお、「枠」と「輪郭」は、ハイライトする箇所を「フリーハンド」で選んだときには使えませんので注意してください。

さらに、「影」にチェックを入れて、隣のバーを調整すると、ハイライトした部分の周辺に影が表示されます。
数値が大きくなるほど、影が濃くなります。

「フェザー」は、ハイライトした部分の周辺をぼかしてくれる効果です。
数値が大きくなるほど、ぼかしが強くなります。

「角丸」は、四角でハイライトした部分の4隅を、丸く切り取る効果です。
数値を大きくするほど、丸みの直径が大きくなります。

最後に「構築」は、名前からはちょっとイメージしにくいのですが、映像を切り替えるときの「トランジション」効果に似たものです。
コールアウトアクションの初め、そして終わりを、滑らかに加工してくれる効果です。

例えば、先ほど追加したマウスカーソルを拡大するアクションの初めに、この効果を追加してみます。
アクションを選択して、「構築」の長さを0.5秒と指定します。
再生してみると、先ほどとは違って、滑らかに拡大されているのが分かります。

ちょっと駆け足の説明になりましたが、コールアウトインスペクタを活用することで、より印象的な強調効果が追加できますので、インスペクタの要素の数値を変えて、いろいろと試してみてください。

次回は、タッチコールアウトインスペクタについて説明します。

 

 

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ScreenFlowは、米国Telestream, LLCの登録商標です。

神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。