<注>こちらの記事は、ScreenFlowの旧バージョンに関する説明となります。ScreenFlowの最新バージョン(ScreenFlow 7)とは異なりますので、ご注意ください。
PC画面を録画して動画ファイルを作成するMac専用ソフトウェア、ScreenFlow 5 の使い方を動画で分かりやすく解説した講座シリーズです。
今回は、応用編の補足として、直前のアクションを元に戻す「スナップバックアクション」というテクニックを紹介します。
今回のポイント
「スナップバックアクション」を使うと、その直前のアクションを元に戻す操作を自動的に追加できる
スナップバックアクションで元に戻せるアクションは、ビデオ、オーディオ、画面録画のインスペクタで追加されたアクション
ショートカットキー「Option + Command + K」で、ビデオインスペクタのスナップバックアクションを追加できる
書き起こし文
ScreenFlow(スクリーンフロー)動画講座、応用編の補足として、動画に追加した「アクション」を、カンタンに元の状態に戻すテクニックを紹介します。
この画面には、以前、ビデオインスペクタを使ってアクションを追加したときの映像を表示しています。
以前の講座では、追加したアクションを元に戻すために、別のアクションを追加して、インスペクタの数値を変更しました。
しかし、単純に元の状態に戻すだけなら、この操作はちょっと非効率です。
ScreenFlowには、この非効率を解決するために、「スナップバックアクション」という効果が用意されています。
この効果を追加するには、ツールバーの「アクション」から、「スナップバックアクションを追加」を選び、元に戻したいインスペクタの種類をクリックします。
今回は、ビデオインスペクタのアクションを元に戻したいので、「ビデオ」を選択します。
新しいアクションが追加されました。一度再生してみましょう。
このように、ビデオインスペクタのアクションで追加した映像サイズの拡大を、元に戻すアクションが追加されました。
この「スナップバックアクションを追加」で元に戻せるのは、ビデオ、オーディオ、画面録画の3つのインスペクタで設定した内容に限られます。
また、元の状態に戻されるアクションは、スナップバックアクションを追加する場所の「直前」にあるものだけになります。
例えば、この動画ファイルの例でいうと、こちらで映像サイズを拡大するアクションを追加し、こちらで映像サイズを縮小するアクションを追加していますが、 この位置でスナップバックアクションを追加すると、サイズ拡大のアクションを元に戻すアクション、つまりサイズを縮小するアクションが追加され、 この位置でスナップバックアクションを追加すると、サイズ縮小のアクションを元に戻すアクション、つまりサイズを拡大するアクションが追加されることに注意してください。
さらに、追加されるアクションは、元のアクションと同じ長さのものが追加されます。
例えば、このサイズ拡大のアクションの時間を長くして、この位置でスナップバックアクションを追加してみます。
操作を取り消して、元の長さに戻してから、もう一度スナップバックアクションを追加してみます。
このように、元のアクションと同じ長さのアクションが追加されます。
ここまで説明したとおり、スナップバックアクションにはいくつかの留意点がありますが、映像に追加したアクションを、自動的に元の状態に戻してくれる便利な機能ですので、ぜひ活用してみてください。
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ScreenFlowは、米国Telestream, LLCの登録商標です。
神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。