<注>こちらの記事は、ScreenFlowの旧バージョンに関する説明となります。ScreenFlowの最新バージョン(ScreenFlow 7)とは異なりますので、ご注意ください。
PC画面を録画して動画ファイルを作成するMac専用ソフトウェア、ScreenFlow 5 の使い方を動画で分かりやすく解説した講座シリーズです。
今回は、ScreenFlow5のオーディオインスペクタの残りの機能と、アクションボックスを使ったフェイドイン、フェイドアウトの作り方を説明しています。
今回のポイント
「エフェクト」、「オーディオフィルタ」で、オーディオに特殊な効果を付け加えることができる
「フィルタ」で、録音時に入ってしまったエアコンの雑音などのバックグラウンドノイズを減らすことができる
オーディオインスペクタの「+アクション」で、オーディオを変更するアクションが追加できる
書き起こし文
ScreenFlow(スクリーンフロー)動画講座、応用編の12回目です。
前回の続きとして、まず、オーディオインスペクタの残りの機能を見て行きましょう。
「エフェクト」は、オーディオに特殊な表現を付け加えるための機能です。
ここにチェックを入れると、ツールバーから特殊な表現を選ぶことができます。
たとえば「ラージホール」を選ぶと、音響のよいコンサート会場に響き渡るような効果が追加されます。
「オーディオフィルタ」にも同様に、さまざまなオーディオ効果が登録されています。 動画でBGMを利用する場合には、ぜひ試してみてください。
そして、「フィルタ」では、オーディオの録音時に入ってしまったバックグラウンドノイズを取り除くことができます。
ノイズを取り除くには、ここにチェックを入れて、どのくらいノイズを取り除くかを、バーで設定します。
この機能は、ノイズを効果的に取り除ける一方で、オーディオの音質がかなり変わってしまいますので、あまりオススメはしません。
編集で調整するより、録音のときに、なるべくノイズが入らないような環境を作るほうが、むしろラクかもしれません。
さて、オーディオインスペクタを使って、この動画にアクションを追加してみましょう。
動画のBGM音量を徐々に大きくしていく「フェイドイン」の効果と、動画のBGM音量を徐々に小さくしていく「フェイドアウト」の効果を追加してみます。
まず、アクションを追加する音源を選択して、「+アクション」のボタンをクリックします。
表示される黄色いボックスの「左はし」に、スクラバーを移動させます。
この場所で、音量をゼロに設定します。
再生してみましょう。
このように、フェイドインの効果が作れました。
もう一つ、フェイドアウトの効果を作ってみます。
先ほどと同じように、「+アクション」をクリックして・・・ちょっとアクションボックスを大きくします。
今度は、表示されたボックスの「右はし」に、スクラバーを移動させます。
この場所で、音量をゼロに設定します。
再生してみましょう。
今度は、フェイドアウトの効果が作れました。
これらのアクションボックスを、動画の最初と最後に移動すれば、動画が開始するときにフェイドインの効果が、動画が終わるときにフェイドアウトの効果が追加できます。
フェイドイン、フェイドアウトの時間を調整したいときは、これらのアクションボックスの端をドラックして、お好みの長さに調整してください。
今回はちょっと長くなりましたので、次回の講座で、オーディオの編集に便利なもう一つの操作である「オーディオを分離」を解説します。
= = = = = = = = = =
ScreenFlowは、米国Telestream, LLCの登録商標です。
神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。