<注>こちらの記事は、ScreenFlowの旧バージョンに関する説明となります。ScreenFlowの最新バージョン(ScreenFlow 7)とは異なりますので、ご注意ください。
PC画面を録画して動画ファイルを作成するMac専用ソフトウェア、ScreenFlow 5 の使い方を動画で分かりやすく解説した講座シリーズです。
今回は、ビデオインスペクタの「位置」、「回転」、「不透明度」についての説明です。
今回のポイント
「位置」は映像全体の中心と、編集対象になっている映像の中心を、XY軸の関係で示したもの
「回転」には、前後、左右、時計回り/反時計回りの3種類がある
「不透明度」は映像の透明度を決める
書き起こし文
ScreenFlow(スクリーンフロー)動画講座、応用編の7回目です。
今回も、ビデオインスペクタの使い方を見ていきます。
まず、「位置」について確認していきましょう。
このボックスの中に表示される数字は、映像全体の中心と、編集対象になっている映像の中心の位置関係を、XY軸の関係でとらえたものです。
それぞれの映像の中心は、画面上「バツ」印で示されています。
では、現時点で編集対象になっているパリの風景を、動かしてみましょう。
映像を動かすのに伴って、位置の数字が変わっています。
この数字は、ピクセル単位で表示されています。
動画の中にワイプ映像を入れるときや、動画に会社などのロゴマークを表示するとき、ピクセル単位で位置決めを行っておくと、見栄えがよくなります。
この「位置」ボックスに直接数字を入力して、映像の表示位置を変えることもできます。
最初はドラッグで大まかに位置を決めて、それから必要に応じて端数を調整するといいでしょう。
次に、「回転」について確認していきましょう。
ScreenFlowでは3種類の回転が、角度単位で指定できます。
まず、「エックス」回転は、映像を前後方向に回転させます。プラスの数値を入れると映像の上側が前に、マイナスの数値を入れると逆に回転します。
次に、「ワイ」回転は、映像を左右方向に回転させるものです。プラスの数値で左側が前に、マイナスの数値で右側が前に回転します。
最後に、「ゼット」回転は、映像を時計回り、反時計回りに回転させます。プラスの数値が「逆時計回り」、マイナスの数値で「時計回り」になります。
角度を入力するボックスの右隣にあるボタン、あるいは映像の中央近くに表示されている丸印をドラッグしても、映像を回転させることができます。
こちらも、最初はドラッグで大まかに位置を決めてから、端数を調整した数値を入力するのがいいでしょう。
もう一つ、今回の講座の最後に、「不透明度」を確認しておきましょう。
この「不透明度」は、パーセンテージがゼロに近づくほど、映像の透明度が上がっていきます。
例えば、このパリの風景は、現在は不透明度が100パーセントですが・・・このように、ゼロパーセントに近づけていくと、映像がだんだん透明になってきます。
動画の背景映像を薄くしたいときや、この動画講座の映像の右下に表示されているロゴマークのような「透かし」を入れたりするときに、便利な機能です。
次回は、ビデオインスペクタの「反射」と「影」について見ていきます。
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ScreenFlowは、米国Telestream, LLCの登録商標です。
神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。