「一年の計」よりも大切な「マインドの設定」

こんにちは、廣世です。

以前、僕のメンターが、こう言ってました。

「一週間あれば意識が変わる。

 意識が変われば、目指すものも変わる。」

この言葉が意味することは、

ぼくたち人間は、一週間もあれば、自分の価値観や考え方を「進化」させることができる。

そして、 価値観や考え方が進化すれば、自分の人生の意義や目標、やりたいこと・やるべきことも自ずと変わってくる。

ということ。

これは、ビジネスの目標設定においても、欠かせない視点です。

最初に立てた目標が、その後の価値観・考え方、つまりマインドの変化によって、その意味を失ってしまうことが起こりうるからです。

数値目標の欠陥

例えば、年の始めに「今年は年商1億円を目指す」という具体的な数値目標を掲げていたとします。

その目標を立てたときは「儲かるならどんな手段・方法でもいい」という自己中心的なマインドだったのが、途中で「お客さんへできる限り最高の価値を提供したい」という顧客志向のマインドに変わり、年商は8000万円に留まりました。

あなたなら、この結果を、どう捉えますか?

測定可能な数値だけでいえば、目標に対してマイナス20%の「未達成」です。

この結果だけを見て、「あぁ、ダメだ・・・」と否定的な思いにとらわれてしまうかもしれません。

会社員なら、人事考課で大きなマイナス評価が付けられてしまう可能性さえあります。

数値以外の成果は?

しかしこの例では、顧客志向のマインドへの変化によって、数値では測定できない「お客さんからの信頼」が獲得できているはずです。

  • 満足したお客さんが、リピート客になってくれた。
  • 他の見込み客を紹介してくれて、新しい商談が増えた。
  • 自社商品・サービスへの意見を積極的に出してくれて、新しい企画が生まれた。

これらの数値化できない結果は、売上の未達成を補ってあまりある、未来の価値を生み出すものです。

そこではもはや「今年は年商1億円を目指す」という目標が、大きな意味を持ちません。

それまで積み上げてきたお客さんの「信頼残高」が、来年の「年商2億円」、あるいはそれ以上の成果に結びつくかもしれないからです。

マインドの変化を追う

年末が近づき、今年1年間を振り返ったり、来年の抱負・目標を考え始める時期です。

しかし、まずその前に、今年1年間の「意識」の変化を振り返ってみてはどうでしょうか?

  • 今年、自分(あるいは自社)の価値観や考え方に、変化はあったか?具体的にはどのような変化だったか?
  • その変化は、進化だったか、それとも退化だったか?そう判断する理由は?
  • その変化が、今年の目標に向けたアクションに、どんな影響を与えていたか?
  • どういう価値観と考え方で、来年を迎えたいか?来年は、価値観と考え方にどのような「進化」を起こしたいか?

目標に臨む自分自身のマインドを明らかにすることで、目標設定がより有意義なものになります。

進捗の振り返りにも新しい視点が加わり、最初に設定した目標にとらわれることなく、必要なときには軌道修正する柔軟さが得られます。

そして、警句も・・・

最初のメンターの言葉は、一方で、価値観や考え方が「進化」しなければ、人生の意義や目標が変わらないことも意味しています。

「お金を稼ぐ」という目標を掲げても、お金を稼ぐために必要なマインドが備わっていなければ、その目標に「拒絶」されてしまうのです。

相応しいマインドを設定して、それを常にセルフ・コントロールしなければ、どんな目標も無意味になってしまうことは、いつも肝に銘じておきたいですね。

ではまた!

神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。株式会社スティッキービジョン代表取締役。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。

起業家・事業家向けのコーチングを行っている妻の廣世紹瑛と共に、神戸で「ビジネスお悩み相談クリニック」を好評開催中です。

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