「行き詰まり」から抜け出す10の方法

アイデア

日々の仕事や生活で、考えが煮詰まって良いアイデアが出てこなくなったり、これからの見通しが立たない気持ちになることはよくあります。

しかし、このような「行き詰まり」を感じたときであっても、実際にアタマの中にアイデアがなくなっていたり、今後のビジョンを描く思考力を失っているわけではありません。

これらは単に「気分」の問題、つまり、私たちの意識を高揚させたり、面白さや喜びの感情を生み出す脳内物質が不足しているか、不安や怖れを生み出す脳内物質が増えているかのどちらかなのです。

 

「行き詰まり」を感じたときは、前向きな「気分」になるような特定の行動をすることで、これらの脳内物質の分泌をコントロールすることができます。

 

今回は、私が日々の生活で実践している「気分転換の方法」トップ10をご紹介しますが・・・

その前に、1つだけ注意すべきことがあります。

 

それは、「気分転換」はあくまでも手段であって、目的ではないということ。

気分が良くなっても、それだけで満足してはいけないのです。

あくまでも目的は、行き詰まりを感じている原因や問題に対して、今できることを探し、それを確実にやり遂げることです。

 

前向きな気分が継続しているうちに、現状を打開するためのアイデアを10個(またはそれ以上)書き出して、その中からカンタンにできるものを1つ選び、すぐに実行してしまいましょう。

良い気分転換とは、現実逃避ではなく、次の行動へのモメンタム(momentum、勢い)を与えてくれるものです。

 

1.眠る

睡眠不足は、脳の機能を低下させます。

働きが悪くなった脳は、「行き詰まった感覚」を生み出す最大の原因の一つです。

お昼休みや休憩時間に15分ほど仮眠するだけでも、脳の働きを改善する効果がありますが・・・

それよりも毎日の生活で、十分な睡眠をとることが、良い気分を持続して、心身のパフォーマンスを最大限に高めるのには欠かせません。

何日間も「行き詰まり」の状態が続く、一種の「スランプ」状態に陥っているときは、割り切って仕事や家事を早めに切り上げ、しっかりと睡眠をとることから始めてみましょう。

 

2.散歩する

天気が良ければ、オフィスや家の周りを10分ほど散歩するのも、良い気分転換になります。

ポイントは、歩きながらリズミカルに深呼吸すること。

私の場合は、4歩で徐々に息を吸って、次の4歩で徐々に息を吐ききります。

こうすることで、歩くことで身体全体の血流が促進されるだけでなく、新鮮な酸素が脳と全身に送り込まれて、心身のパフォーマンスが上がります。

 

3.食べたことのないものを食べる

普段の生活でなじんだものを変えることは、脳に新鮮な刺激を与えてくれる、良い気分転換につながります。

ランチを外で食べるなら、行ったことのないお店や、頼んだことのないメニューを頼む。

お弁当を作る、あるいは買うなら、作ったこと・食べたことのないおかずを選ぶ。

ほんの小さな変化で十分ですが、あらかじめ「決める」ことがポイントになります。

どこに行くかあらかじめ決める、何を食べるかあらかじめ決める・・・小さなことであっても、決めたことを実行した達成感を得ることで、脳内に気分を高揚させる効果を生みだします。

 

4.書く/描く

行き詰まりを感じていることに関して、紙に「書きなぐる」ことも良い気分転換の方法です。行き詰まりを解決するためのヒントが出てくることもあります。

A4サイズの紙に、いま抱えている課題や問題について、単語や文章、イメージや感情などを、アタマに浮かんだままに書き出していきます。

もうこれ以上書く(描く)ことはない、という状態になったら、全体を眺めます。書き切ったという達成感が、前向きな気分を生み出します。

加えて、アタマの中で考えているときはとてつもなく大きな課題・問題に思えていたのが、紙に書き出すと「なんだ、こんなもんか」と思えるかもしれません。全体を俯瞰することで、新しいヒントが得られるかもしれません。

 

5.人と話す

同僚や友達、あるいは家族と話をすることも気分転換になりますが、オフィスや家の外で知らない人に話しかけることで、アタマに新鮮な刺激が与えられて、さらに良い効果が得られます。

とは言え、通りかかった人にいきなり話しかけるようなことをしなくても大丈夫です。

近くのコンビニやレストラン、カフェの店員さん、あるいはオフィスビルの受付や警備員の方など、こちらから声をかけても問題のない(変人扱いされない)人で十分です。

会話することが難しければ、「どうもありがとう」とか「お疲れさまです」と笑顔で挨拶してみましょう。

 

6.笑う

海外のある研究では、子供は1日に200回も声を上げて笑う一方で、大人は1日に5回しか笑わないというデータが得られたそうです。

笑うことは、ストレートに良い気分を生み出してくれます。

文章でも写真でも動画でも、媒体はなんでも構いません。腹から笑えるネタをいくつか選りすぐって、スマートフォンやPCに保存しておきましょう。

考えが行き詰まって、眉間にシワが寄ってきたら・・・笑えるネタを見て、笑いジワに変えてしまいましょう。

 

7.身体を伸ばす

外に出かけたり、誰かに話しかけることもできないときは、全身のストレッチが良い気分転換になります。

その場で立ち上がって、座った姿勢で強ばってしまう腰回りを緩め、加えて、脳への血流を改善するために首周り〜肩甲骨あたりを緩めます。

人の目が気になる、あるいは時間がないなら、お手洗いに行ったときに個室に入り、大きく背伸びをしてください。

身体を上下に強く引っ張るイメージを持って、呼吸を続けたまま、背伸びの姿勢を10秒間続けます。

強ばった筋肉が伸びることに加えて、身体を支えるインナーマッスルが刺激され、全身の血行が良くなります。

 

8.自然の中に行く

休日など、ある程度まとまった時間が取れるときは、自然の中に身を置いてみましょう。

山奥や離島など、携帯電話が「圏外」になるエリアがお薦めです。

さらに、登山のように、多少の困難を伴い、かつ「目的」がはっきりしているアクティビティが、さらにお薦めです。

もちろん、標高何千メートルという山に登る必要はありません。標高が数百メートル級の、都市部からもアクセスしやすい小さな山で十分です。

困難を克服して目的を達成したという事実が、ポジティブな気分の原動力になります。

 

9.料理を作る

苦手な人にはお薦めしませんが、手間のかかる料理を作ることも気分転換に適しています。

私にとっての「手間がかかる」という定義は、カレーとか、ミネストローネスープなど、材料の下準備が多い料理です。

時間をかけて単純な作業を積み重ね、美味しく仕上げるというプロセスから得られる達成感が、前向きな気分を生み出してくれます。

 

10.コンサート(ライブ)に行く

大好きなアーティストの曲をライブ会場で聴いたときの、大音量の響きが全身を貫く感覚は、心身をリフレッシュしてくれます。

音の響きを心地良く感じるのは、私たちを含むこの世界のあらゆるものが、元をたどれば一定のリズムでゆらぎ続けている原子からできていることと関係があるのかもしれません。

アーティストと観衆との一体感を楽しむことも、気分を前向きにしてくれます。

 

あなたは普段、どんな気分転換をしていますか?

いろいろ試して、あなたにモメンタムを与えてくれる良い気分転換の方法を見つけてください。

 

神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。