先日の記事「毎日アイデアを出すことの10の利点」で、
アイデアを出す対象は、何でも構いません。
と書きましたが、実際に毎日アイデアを出し始めると、アイデア出しのネタが尽きてくる時期がやってきます。
なにか問題集みたいなものがあればなぁ・・・とつい考えてしまいがちですが、テーマを考えるのも「毎日アイデアを出す」トレーニングの一部です。
今回は、アイデアを出すテーマの切り口を探すための10のアイデアをご紹介します。
1.「時事ネタ」系
いちばん取り組みやすいのは、ニュースで話題になっているテーマについて、「もし自分が◯◯だったら・・・」と当事者になったつもりでアイデアを10個(またはそれ以上)書き出すやり方です。
自分の専門分野、得意分野に限らず、知らない分野や業界についてリサーチしながら取り組むのも、アタマをフル回転させてくれる良いトレーニングになります。
2.「問題解決」系
身近な問題についてアイデアを10個書き出すのも、取り組みやすいアプローチです。
- 得意先でのトラブルを収拾するための10のアイデアは?
- 仕事のパフォーマンスに問題のある部下をトレーニングするための10のアイデアは?
- ダイエットを成功させるために変えたい10の生活習慣は?
3.「より良くする」系
問題が起こっているわけではないけど、できるなら現状をすこしでも良くしたい・・・というモチベーションは、良いアイデアを生み出してくれる原動力になります。
- この事務処理にかかる時間を半分にするための10のアイデアは?
- 職場でもっと頼りにされるために身に付けておきたい10のスキルは?
- もっと健康になるために、取り組みたい10のことは?
4.「人間関係」系
身近な人たちとの関係づくりも、たくさんの良いアイデアが必要とされる分野です。
- 職場の上司に信頼されるための10のアイデアは?
- 昔の友人たちともう一度連絡を取り合うための10のアイデアは?
- 家族との関係をより良くするための10のアイデアは?
5.「なつかしい記憶」系
これまでの半生で見聞きしてきたものを振り返るのも、アタマの良いトレーニングです。
- 子供のころに大好きだったものトップ10は?
- 小学校のころに仲が良かった友達10人の名前と、彼・彼女たちについて覚えているエピソードは?
- 子供のころに訪れて、強い印象を受けた場所トップ10は?
6.「近々やりたい」系
近い将来にやりたいこと、やるべきことを書き出すのも良いですね。
- 今日の仕事が終わってからやりたいこと(やるべきこと)10個は?
- 次の週末にやりたいこと(やるべきこと)10個は?
- 次の大型連休にやりたいこと(やるべきこと)10個は?
7.「いつかきっと」系
もし機会があればやってみたいことを書き出すのもワクワクします。それらの「夢」を実現させるためのエネルギーも湧いてくるかもしれません。
- いつか旅行してみたい国、都市、場所のトップ10は?
- いつか行きたいレストランのトップ10と、そこで食べてみたい料理は?
- いつか読んでみたい本、観てみたい映画のトップ10は?
8.「サプライズ」系
実現可能性に関わらず、もしこんなことが起こったらどうしよう?というシチュエーションを考えることも、アタマをフル回転させてくれます。
- 1万円(あるいは、あなたが突然もらって戸惑う金額)の臨時収入があったとき、考えられる10の使い道は?
- 1週間の臨時休暇をもらったとき、やってみたいことのトップ10は?
- 会いたい著名人、歴史上の人物のトップ10は?
9.「ベスト・オブ」系
これまでもいくつか例が出てきましたが、自分にとってのトップ10をリストアップするのも取り組みやすい方法です。
- これまで観た映画のトップ10と、それぞれの映画で印象に残っているシーンは?
- これまで読んだ小説のトップ10と、それぞれで印象に残っている部分は?
- 好きなアーティストのトップ10は?(または、一番大好きなアーティストの曲のトップ10は?)
10.「アイデア・セックス」系
ここまで出てきた項目を交わらせる「アイデア・セックス」によって、新しいアイデアネタを作ることもできます。
- もし自分が勤め先の社長だったら、業績を拡大するために採る10の施策は?
- もし1万円の臨時収入があったら、家族にプレゼントしたいもののトップ10は?
- 次の大型連休に、恋人と旅行したい場所のトップ10は?
- 子供のころにやりたかった◯◯を、次の週末にやるために必要なもの10個は?
いかがでしょうか?
ここまで挙げてきた具体例にとらわれず、やわらかい発想で、あなたの仕事とプライベートをより良くするアイデアが得られるテーマを見つけてください。
神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。