起業家へのインタビュー音声を配信しているアメリカのサイトで、
「起業家が薦めるビジネス書トップ15冊」が紹介されていました。
350人を超える起業家に「オススメ本」を訊ねて、
上位に入ったタイトルのリストです。
やはり、ベストセラーになった名書が多く、
大半が日本語にも翻訳されています。
ランキング上位から順に紹介します。
エリック・リース
少々アカデミックな印象もありますが、起業家だけでなく、企業内の新規事業担当者や経営コンサルタントまで、広く受け入れられている一冊です。
ティモシー・フェリス
ビジネスの「省力化」と「自動化」がどこまで可能か?という実験的なテーマを題材にした本。著者のティモシー・フェリスは”human guinea pig(人間モルモット)”と自称してます。日本に留学した経験もある、親日家(Japanophile)でもあります。
『小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則』
ジェイソン・フリード、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン
こちらも「世界中に散らばるメンバーと協業して、クオリティの高い仕事をするには?」というテーマに意欲的に取り組んだビジネスの話。『「週4時間」だけ働く。』と同じように、効果と効率をバランスさせるためのヒントに溢れています。
デール・カーネギー
言わずと知れた自己啓発書の古典的名書。このブログでも以前に紹介しました。
ナポレオン・ヒル
こちらも、自己啓発書の名書ですね。僕は5回読み返しました。何名かの友人にもプレゼントしたのですが、その後で誰も感想を聞かせてくれません。怪しい宗教の勧誘かなにかと思われてるのかも(笑
マイケル・E・ガーバー
僕が最近ご縁のある先輩起業家(年下)は「いずれは自分が居なくても回るように、最初から仕組み創りをアタマに置いている」と言ってますが、まさにその「仕組み化」の重要さを説いている一冊です。
パウロ・コエーリョ
この本は読んだことがありません。ビジネス書というか小説っぽいのですが・・・とりあえずKindle版を買いました。
クリス・ギレボー
原書のタイトルは”The $100 Startup”。このブログでも以前ブックレビューを書いています。
『顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか』
トニー・シェイ
この本も読んでない・・・
エムジェー・デマルコ
タイトルはちょっと胡散臭い(というか原書タイトルの直訳で分かりにくい)ですが、お金を稼ぐノウハウよりも、むしろマインドセット(心構え)にフォーカスした内容です。
セス・ゴーディン
「紫の牛」のようにインパクトのあるものを創れ!経営者とマーケター必携の一冊です。
Robert Greene
この本も読んだことがないので分かりません・・・
ロバート・B・チャルディーニ
こちらも経営者・マーケター必携の一冊。このブログでも以前に紹介しています。
ジム・コリンズ
むかし勤めていた会社で「必読書」として挙げられていた本なのですが、おとなしく従うのがイヤで、読みませんでした(笑
『ゲイリーの稼ぎ方(ソーシャルメディア時代の生き方・考え方)』
ゲイリー・ヴェイナチャック
SNSを活用して、家業であるワイン店の売上を一気に伸ばした著者。一風変わった彼のコミュニケーションスタイルには、ドン引きしてしまうかも。(著者のサイトはこちら)
ランキングは以上です。
すでにお持ちの本もあったのではないでしょうか?
本を読んだからといって、ビジネスで成功するとは限りませんが、
大きな実績を残している人ほど、異様なまでの「知識欲」があることも事実です。
そして、実績を出している人は、漫然と本を読むこともしません。
「この本から学んだことを、自分のビジネスにどう活かせるか?」
「ここに書かれている状況で、自分なら何を考え、どう行動するか?」
本を買って、時間をかけて読むという行為から、
最大限のリターンを得ようとする執着心が際立っています。
読んだ本の内容を他の人に話したり、ブログやSNSで情報発信することで、
他の人たちの意見や知見を取り入れて、
本から得た学びをより深めていたりもします。
自分が読んで、問題解決や思考のレベルアップに役立った本を、
その知識を必要としている人にプレゼントしたりするのも、
大きな実績を出している人の特徴ですね。
あなたは、最近どんなビジネス書を読みましたか?
あなたなら、どんなビジネス書を友人にオススメしますか?
ぜひ、コメント欄で、教えてください。
神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。