占いを盲信しない私が、誕生数秘学をやってみた

アイデア

 

私は占いを盲信しません。

 

そもそも私が占いを信じなくなったのは、高校1年のとき、生まれて初めて献血をしたことがキッカケでした。

小さなころから母親に言われていた「あんたはA型だから」という言葉を信じ込んでいた私。

献血の受付で「念のため、採血して血液型を確認しておきますね〜」と言われ、結果を見ると・・・

あれ?O型ですね?

私の母親は、自分がA型、父親がO型なので、

実際に私の血液型を調べることなく、A型だと思い込んでいたのです。

(実際には、高校で「生物」を習った方ならご存知のように、両親がAO型とO型であれば、2分の1の確率で子供はO型になります)

 

献血をして自分の本当の血液型が判明するまでは、

血液型占いでは「A型」を見て「おー、すごく当たってるなぁ〜」などと思っていたのに、

その日を境に、自分自身に関する認識(今風に言えば、セルフイメージ)がまったく変わってしまったのです。

それだけでなく、以前は周りの友達からも「ヒロセはやっぱA型っぽいなぁ」と言われ続けていたのに、

血液型が分かってからは「えっ?O型なの?ぜんぜんO型っぽくないよね〜」などと言われ、

自分の本当のパーソナリティと、血液型占いによるパーソナリティ類型との間のギャップに、悩んだこともありました。

(いまなら一笑に付して終わりですが、まぁ当時は、思春期だったので・・・)

 

社会人になってからも、「血液型占い信者」の方々からは、

「ヒロセさんは、絶対A型ですよね!いつもキッチリしておられますし!」

と言われることが多かったのですが、

キッチリしていたのは、単に当時「経理・財務」という職種に就いていたからで、

「いや、O型ですよ・・・」と答えると、

それから「血液型占い信者」の方々はまったく血液型の話題を振ってこなくなりました。

(おそらく、私にO型のイメージがまったく合わないので、「例外」として切り捨てられたのでしょう。笑)

 

で、そんな私がなぜ誕生数秘学をやってみたかというと、

今月下旬に参加する予定の交流会の主催者様が、誕生数秘学を使ったカウンセリングもやっておられるので

(それ以外にも、小売や飲食業など、いくつも事業を行っておられる多才な方です)

その話題が出てくるかもしれないと思ったという、軽い動機です。

(「数秘学」でネット検索すると大量にページがヒットしますが、今回はこのページの計算方法を使いました)

 

で、結果は。

  • スピリチュアルナンバー:11
  • エンジェルナンバー:
  • チャレンジナンバー:

「11」は「感性鋭い神のメッセンジャー。ちょっと変人タイプ」で、

「6」は「愛と優しさを振りまく教師。すべての人に親切で優しい博愛主義者」ということらしいです。

数秘学にお詳しい方なら、さらに深いことを色々と語ることができるのかもしれませんが・・・

おそらく、以前から私のことを知っておられる方々にとっては、

「神のメッセンジャー」や「博愛主義者」というイメージが、

A型だと思っていたら、実はO型だった・・・というくらいのギャップに感じるのではないかと思います。

 

正直なところ、現在の私にとっては、これが「当たっている」かどうかはどうでもよくて、

むしろ、

「この結果に出てきたようなパーソナリティや特性が自分に備わっているとするなら、現状とはどんなギャップがあるのだろう?

とか、

「この結果をひとつの「信念」として受け容れたときに、自分の人生にどのような変化が起こるだろうか?

といった「問いかけ」が意味を持っています。

 

占いや「◯◯診断」のほとんどは、既に私たちの中にある思い込みを強化するか、

あるいは新たな思い込みを生み出すものという、醒めた立場を採っている私ですが、

ただそれだけでなく、

そのような思い込みが、思い込みを持つ本人だけでなく、

その周りの人々や、社会に対しても良い影響を与えるものであるならば、

その「思い込み」を「信念」としてさらに強くしていけばいい・・・という考えも持っています。

(ちなみに、ベンチャー企業の創業者には、そういう種類の「思い込み」の持ち主が少なくありません。)

 

もしあなたが、私と同じように、占いを盲信しないとしても、

自己探求の一つのツールとして、

自分だけでなく、周りの人たちにも良い影響を与える「信念」を創るキッカケとして、

そして、持って生まれたポテンシャルを「より深い」ところから発揮させるためのキッカケとして、

占いの結果を、自分にとって都合の良いように解釈して、使ってみてはいかがでしょうか?

普段の思考からは生まれてこない、新鮮な視点が得られるかもしれません。

 

 

神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。