未来を変えるビッグ・アイディアを生み出す、アナログなツールとは?

生産性アップ

 

「紙のノート」ほど、過小評価されている思考ツールはありません。

 

私が新しいビジネスの構想を練ったり、アイディア出しや行動計画を作るときに欠かせないのが、B5サイズの大学ノートです。

文房具屋さんの店頭で5冊セットで特売されているような、どこにでもある普通のノートです。最近は、100円ショップでもセット販売しているところがありますね。

1冊あたりのコストが数十円のノートを使って、億単位のビジネスも構想できるのですから、凄まじいコストパフォーマンスの高さです(笑)

 

そんな素敵なB5ノートも、モレスキンなどの高価なノートに比べると見た目がいかにも安っぽくて、ビジネス環境では相応しくないこともあるので、アマゾンで買った本革ノートカバーを付けています。

カバー自体は4〜5千円しますが、数十円の大学ノートが一瞬にして高級感あふれるノートに早変わりします。ビジネス社会では、使っているモノで相手を見定める人も少なくないので、対策を講じておいて損はありません。

 

「ノート」というアナログなツールは、デジタル化された現代においてこそ、その利用価値が高まっています。

 

私は以前からEvernoteのヘビーユーザーで、あらゆる情報を電子化して、Evernoteに保管しています。

ただ、Evernote情報の「記録・保管」と「検索」には向いていても、思考を深めるツールとしては物足りないと感じていました。

 

Evernoteの共同創業者である Phil Libin 氏は、もちろんEvernoteのヘビーユーザーである一方で、紙のノートも使い続けていると、あるインタビューで話していました。

紙のノートには、記憶を呼び起こすための「キーワード」だけが書かれていて、Evernoteに記録した内容を思い出すためのフック(手がかり)として使っているとのこと。

 

Libin氏のように、Evernoteと紙のノートを併用すると、アイディアを出したりまとめたりする作業がさらに効果的になります。

私の場合は、次のようなステップを繰り返すことで、紙のノートで「発想」したことをEvernoteに「記録・保管」しています。

  1. 紙のノートにアイディアを書き出す
  2. ノートに書いた内容を、Scannableアプリを使ってEvernoteに取り込む
  3. アイディアに関連する情報をインターネットで検索して、Evernoteに取り込む
  4. Evernoteに取り込んだ情報をチェックしながら、紙のノートでさらにアイディアを深めていく
  5. ノートの内容を、ScannableEvernoteに取り込む

こうすれば、Evernoteと紙のノートのそれぞれの利点をフルに活かして思考を広げ、ノートが広げられない場所でもEvernoteのモバイルアプリを使ってアイディアを深めていくことができます。

 

あなたは、アイディアを出すときや発想を広げるとき、どんなツールを、どのように使っていますか?

よろしければ、コメント欄で教えてください。

 

神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。