費用ゼロ!たった20分間で、読むスピードを3倍にする速読法とは?!

生産性アップ

Photo by: rosmary

 

限られた時間で、大量の文章が読めたらいいなぁと思ったことはありませんか?

 

速読によって得られるメリットは、仕事や勉強に限りません。

普段の生活においても、ネットサーフィンや雑誌、小説などで速く文章を読むことができれば、限られた時間を有効に使えます。

しかし、フォ●リーディングを始めとする世間の「速読法」は、受講料・教材が高額だったり、研修を何度も受けなければならなかったり、あるいは学習効果が不明確であったりして、私たちのような一般庶民には手を出しにくいのが実態です。

 

そんな私たちに、朗報です。

米国Huffington Postの記事”How I Learned to Read 300 Percent Faster in 20 Minutes”で、お金を一切かけずに、短時間のトレーニングで読むスピードを上げる方法が紹介されていました。

私自身も、英語の本を使って試してみましたが、トレーニング前が1分あたり225単語(平均的なアメリカ人は1分あたり200~300単語)だったのに対して、トレーニング後は1分あたり529単語、約2.35倍のスピードになりました。

この効果絶大なトレーニングのやり方をまとめてみます。

 

事前準備

まず、読むスピードの測定と、速読の練習に使う本を1冊選びます。行間が狭く、1ページ当たりの文字数ができるだけ多い本がオススメです。できるだけ、ページを開いたまま机の上に置くことができる、ハードカバーの本を選んでください。

任意のページを開き、任意の5行に含まれる文字数(外国語の場合は単語数)を数えます。その数字を5で割り、1行あたりの平均文字数を算出します。たとえば、5行に含まれる文字数が200の場合は、1行あたりの平均文字数は40(200÷5)となります。

次に、タイマーを使って、きっちり1分間、本を読んでください。普段いつも本を読んでいるときのスピードで、書かれている内容を理解しながら、読み進めます。

1分が経過したら読むのを止め、読んだ行数を計測してください。行数に、1行あたりの平均文字数を掛けると、1分あたりの読むスピード(文字数/分)が算出されます。

(なお、日本人の平均スピードは、毎分600文字前後だと言われています)

 

速読の練習パート1(合計5分間)

まず、速読を練習するための補助ツールとして、ボールペンを用意します。キャップは付けたままにしてください。

トレーニング中は、書かれている内容がちゃんと理解できなくても問題ありません。キャップの先に集中して、よそ見したり、他のことを考えたりしないようにしてください。

  • トレーニング1回目(2分間):ボールペンの先で文章をなぞりながら、1秒に1行のペースで、文字を「見て」いきます。
  • トレーニング2回目(3分間):1回目と同じ要領で、今度はスピードを2倍にして、さらに時間を伸ばします。0.5秒に1行(1秒に2行)のペースで、ボールペンの先を動かしながら、文字を追っていきます。

 

速読の練習パート2(合計5分間)

パート1と同様に、ここでもボールペン(キャップ付き)を利用して、文章をなぞっていきます。

内容が理解できなくなってもスピードは落とさずに、集中して、文字を追ってください。

  • トレーニング3回目(1分間):1秒に1行のペースで、各行の最初の2~3文字と最後の2~3文字を「見て」いきます。(外国語の場合は、最初と最後の単語)
  • トレーニング4回目(1分間):次は、1秒に1行のペースで、各行の最初の7~8文字と最後の7~8文字を「見て」いきます。(外国語の場合は、最初と最後のそれぞれ2単語)
  • トレーニング5回目(3分間):最後は、0.5秒に1行(1秒で2行)のペースで、各行の最初の10数文字と最後の10数文字を「見て」いきます。(外国語の場合は、最初と最後のそれぞれ3単語)

 

結果測定

最初にスピードを測定したときと同じ箇所を使って、トレーニング後の読書スピードを測定します。

タイマーを1分間に設定して、内容が理解できる最高のスピードで、本を読んでください。読んだ行数に1行あたりの文字数を掛けて、トレーニング後の1分あたりスピードを算出します。

 

1度のトレーニングから得られる効果には個人差があるはずですが、毎日トレーニングを続ければ、きっと飛躍的に読書スピードが伸び、仕事や勉強の効率が大きくアップするはずです。

みなさんも、ぜひチャレンジしてみてください。

 

神戸を拠点に活動するビジネスコンサルタント。アメリカでの7年間の勤務経験を含め、これまで色々な業界で、30を超える国・地域でプロジェクトに関わる。遊びで始めたInstagramへの投稿がきっかけになり、イラストレーター、グラフィックデザイナーとしても活動。