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「言行不一致」は、危険なサイン、かも。

 

アメリカの情報機関による盗聴・通信傍受が暴露され、大問題になっています。

テクノロジーの発展が、「監視」を容易にしているのは事実です。

もう10年以上前になりますが、IP電話が導入され始めた頃も、表向きの理由はネットワークコスト・通信コストの削減とされていましたが、一方で「通話内容の検閲が容易になること」が裏の理由であることは明らかでした。

 

実際に私も、アメリカで働いていたころ、IP電話の通話記録から「度が過ぎる私用電話」の実態をつかみ、素行不良の従業員を解雇したことがあります。

その出来事で、いまでも強く印象に残っているのが、解雇された従業員が、通話記録という「証拠」を突きつけられるまで、私用電話をしていたという事実を声高に否定し続けていたことです。

こちらに証拠がないとでも思ったのか、「今まで一緒に働いてきた仲間なのに、こんな下らない疑いをかけられるなんて、信じられない!」などと言っていたのが、証拠を見せたあとは一転して言葉少なになり、粛々と私物をまとめ、オフィスを去って行きました。

ウソがバレてもまったく言い訳をしようとしない「潔さ」に、むしろ感心してしまったのを覚えています。

 

SNSが発達している現在は、より「監視」の目が広がっています。

フェイスブックへの書き込みでウソがバレたり、解雇にまで至ったというエピソードが、絶えることがありません。

数年前ですが、目の障害かなにかで病欠した従業員が、欠勤中にフェイスブックを使っていたという理由で解雇されたという記事もありました。

これはちょっと極端すぎる例かもしれませんが、SNSへの書き込みにはすべてタイムスタンプが押されてしまい、アリバイ崩しになり得るので、用心するに越したことはありませんね。

 

モノゴトの大小に関わらず、そして悪意のあるなしに関わらず、「言行不一致」をやられてしまうと、信頼は揺らぎます。

代表例が、やると言っていて実際にやらない「有言不実行」、いわゆる「やるやる詐欺」。

そして、大量の情報が流れ、物事が同時進行でスピーディに進む現代においては、「不言実行」も言行不一致になります。いまよりもはるかに情報量が少なかった「昭和時代」には美徳とされていた不言実行も、いまは「やる前に言ってよ!その作業、◯◯さんもやってるから、ムダじゃん!」と叱られてしまいます。

 

悪意がない「言行不一致」を許すかどうかは、個人差があるところです。

悪意がなくても、言行不一致をすることで、周囲に少なからず影響を与えます。良い影響だけとは限りません。想定外の状況を招くことは、明らかなリスク要因です。

予期しないタイミングで誰かの言行不一致に振り回されるぐらいなら、問題や影響を予め認識している方がはるかにマシ、というスタンスもあります。

 

ここで、究極の選択。

  • 人当たりが良く、性格も温和で誰とでも気安く接するけれど、「あちらを立てればこちらが立たず」という状況で、ついつい悪気なく言行不一致をしてしまう人。
  • 人当たりは良くないし、性格にも多少問題があるけれど、どんなに苦しい状況に置かれても、つねに言行一致している人。

あなたなら、事業パートナーとして、どちらを選びますか?

 

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Published in 発想